名言

名言とか格言とか、そのほとんどはいつ誰がどこで言ったのかは分からないけど、物事の本質や世の中の真理を表したような、そういった言葉がある。 そういう言葉たちは誰かの心を打ち、誰から聞いたのかは覚えていないけど、その人の中で言葉だけが生き続ける…

椽の下の舞い

このタイトルのこの内容は、実は去年の夏過ぎからずっと下書きに書き留められたままだった。しかし、何をどう思ったのかは分からないが、その続きを書いてみようと思う。 聖徳太子が建築した大阪の四天王寺の経供養で披露されていた「椽(えん)の下の舞」。いつ…

相棒の苦しみ

昨年末、とても悲しい出来事があったからここに書き記しておこうと思う。 高校に入学すると同時にずっとそばにいてくれた相棒が、年末にかなり危ない状態になってしまった。今はだいぶ回復したんだが、それでももってあと2年だろうと言われた。 改めて彼をち…

怒ってくれる人

怒ってくれる人がいるっていうのは本当に有難いことで、ちゃんとダメなところを話してくれる人がいるってのも本当に有難いことで、自分じゃ気づけないことを教えてくれる人がいないと人はダメになる。 これまでたくさんの人に怒られてきて、たくさんの人が怒…

帰還

久々にブログを開いてアクセス数を確認したら、1か月半以上更新していなかったのに定期的に私のブログページを開いてくれている人がいるのに気が付いた。 いやあ、ありがたいですね、更新していなかったのが非常に申し訳ない…。 書きたいことはたくさんある…

引き金

今、どこかで誰かと誰かがぶつかった。 同じ時、誰かと誰かが握手をした。 さらに、今この瞬間、誰かと誰かが絶交を誓い、 誰かと誰かが固い友情を結んだ。 誰かが発した言葉が引き金になってある場所では争いが起こり、 誰かが発した言葉をきっかけにある場…

哀れみのイルミネーション

駅前のロータリーではイルミネーションの明かりが付き始め、年末の忙しさと1人で歩く自分の影の虚しさが心の奥を締め付けた。 賑やかな笑い声に溢れる駅前を早く抜け出したくて、私は足早にその場を立ち去ろうとする。 しかし、そんな私を引き留めるかのよう…

序章〜美学の美学〜

「下ネタの美学」という記事をご存知だろうか。 2ヶ月前くらい、「上品な下ネタを追究する」と言う謎のパワーワードで一部でそれなりの反響を得た記事。 気になる人は少し記事を遡って読んでみてくれ笑 少し前に「夏の終わり」シリーズを無理やり終わらせ、ブロ…

願望

打楽器が上手くなりたい。 ただ、それだけ。 どこでもどんな曲でも、こいつには安心して任せられるって思われるくらいに打楽器が上手くなりたい。 別に病んでるとかそーゆー訳じゃないけど、せっかくこんなに楽しいものに出会わせて貰えたんだから、とことん…

白と黒の狭間で

白と黒の狭間に立たされた時、私に割り当てられた色は灰色だった。 白とも黒ともどちらとも寄り付かない中間の色。 何もかもが混ざり合って出てこれなくなったその色。 その色の秘めたものは何なのか、考えても考えても分からない。 でも、その色は白と黒と…

リア充が爆発した話

なんだろう、物凄く清々しい夢を見たから書き記しておこうと思う。 なんか、俺らはチームに分かれて戦っていた。 それぞれは役職によって戦い方が違って、剣とかナイフを使う人、銃を使う人(頭を打たなければ意味が無い)だとか色々いる中で俺は爆弾使い、ボ…

脈なし

僕は確信した。 絶対にこの子は脈なしなんだ。 部活で出会ってから数ヶ月、何回か話したことはあったけども、最近はめっぽう冷たくなっている。 僕じゃ釣り合わないのだろうか。 そんな彼女が、ふと部室に入ると1人で寝ている。 とても幸せそうに眠っている…

植物は知性を持っているのか

最近、本を読み始めた。 と言っても、ちょっとした学術本である。 「植物は知性を持っている」 最近、本を読むと言ったらこういう本を読むことを指すようになっている。 まだ全部は読んでいないが、なかなかに導入が面白かった。 自分なりにまとめて、皆さん…

スクランブル交差点

朝、通勤ラッシュ。 上りの急行列車が大きな駅に到着し、大量の人が電車から降りていく。ざっと見回す限り、250人ほどいるであろうか。これが都心であれば、電車が着いた瞬間に1000以上もの人が数秒間のうちにホームになだれ込むのだ。 なんとも言えない光景…

夏の終わり、秋の始まり~epilogue~

吹く風も冷たくなり、タンスで眠っていた長袖の洋服たちが目を覚ました今日この頃。平成最後の夏が終わり、所々色付いた紅葉が秋の訪れを感じさせる。 皆さんは、久石譲作曲のsummerという曲をご存知だろうか。映画「菊次郎の夏」のメインテーマで、曲名は知…

尊敬する人

久しぶりの投稿。 あ、そう、無事に合宿免許の卒業検定に受かったことを報告致します。 ってなわけで、大学も今日から始まり電車に乗っているということで、久々のブログ投稿です。 免許合宿に行って、生まれも育ちも違う人達と関わって思ったのは、世の中に…

夏の終わり~猫の棲む街~

大都会、新宿。 新宿駅から少し離れた所にある個別塾では、溢れてくる授業コマを消費するために多くの講師が出勤していた。 もう…嫌だ……。 私はその空間に居られなくなって教室を飛び出した。 この時間は長い休み時間で、講師の部屋は授業を終えた講師の山で…

下ネタの美学

俺は昔から、上品な下ネタを追究している。 いや、昔からではないか。ここ3年くらい。 私は男子校出身で、在学当時は当然ながら下ネタというものはとても身近に飛び交うものだった。 しかし、ただただ「おっ○○」とか「ち○○ん」という言葉を発しているだけで…

夏の終わり~流れ星

「ねぇ、どこまで行くのさ…」 「いいでしょ、せっかくだったらもっと高い所まで行こうよ!」 夏の終わりのスキー場、合宿で来たそこは、周囲の町とは少し離れたところにある。だからこそ朝から晩まで周りを気にせずに音を出せるし、俺たちみたいなオーケストラの…

夏の終わり~伝わらない言葉、進めない大人~

文を書くのは簡単なんだ。 韻を踏むのだって簡単なんだ。 心に決めれば簡単なんだ。 でも、結果は散々だった。 だから今、伝えたい言葉も言えなくて、 浮かばない感情が見え隠れ。 出来ることなら逃げたくて、 でも逃げる勇気なんて最初からない。 文字にはす…

夏の終わり~サイレン~

沸き上がる大歓声と共に、向かいのベンチから溢れんばかりの笑顔が見えてくる。 周りを見ると、呆然と立っている者、泣いているもの、その背中をポンポンと叩いている者。 自分は一体どれなのだろうか。 重い足を動かしながら、相手チームの待つホームベース…

夏の終わり~花畑~

やっと着いた… 埼玉から遥々5時間、最後は二両編成の電車に揺られながらやっとの思いで到着した。 空は曇っており、今にも雨が振りだしそうな様子である。 山の天気は変わりやすいなんてのは本当にその通りだ。さっきまで笑っていた空は、いつ涙を流してもお…

夏の終わり~オーケストラがやってきた!~

今日は始業式! 私は1ヶ月半ぶりに制服の袖に腕を通し、太陽の降り注ぐ世界へ踏み出した。 明るい景色とは裏腹に、私の耳には沢山の騒音が飛び込んでくる。 風の吹く音、その風が木を揺らす音。自分の足音、見えないどこかで走っている車のエンジン音、すれ…

夏の終わり~打ち上げ花火~

優しく流れる冷たい風が頬を撫で、夏の終わりを実感する。 ふと隣を見ると、少し斜め上を向いた君の横顔が見える。 その姿をずっとこの目におさめておきたいけど、そうやってカメラを構えると君はすぐに別の方を向いてしまう。 なんだがその一瞬がもどかしく…

夏の終わり~prologue~

夜、窓を開けて寝ていると、どこからか虫の声が聞こえるようになった。 もうすぐ夏休みが終わる(あと1ヶ月)ということで、今年の夏休みにあった出来事を題材にして小さな物語を大量に作っていこうと思う。 あんなことやそんなこと、思い付く限りの出来事を「…

狼男

昔から妖怪というのは恐れられていたもので、のっぺらぼう、口裂け女、ねずみ小僧など、小さい子どもには馴染みが深く恐ろしいものである。 妖怪とは少し違った化け物として、狼男というのがいるが、これもまた馴染みが深くよく物語でも登場してくる事がある…

小噺~落語より~

昔のお話、時は江戸時代。たいそう有名な医者が道路に落ちている財布を見つけたそうだ。当時は警察に届けるなんていう文化はないから、財布を見つけたら拾って自分のものにするか見なかったふりをするかのどちらかであった。 医者はその財布を拾おうとしたが…

音楽教室 〜「音楽」とは〜

今年も、音楽教室が終わった。 音教の何が楽しいかって、子供たちがその音楽をどのように感じたかがとても伝わってくること。 特支の子たちはとてつもなく自分の感情に素直で、嫌だったら嫌と言うし、楽しい時は全身でその楽しさを表現しようとする。 その感…

棚からぼた餅

おいおいおい、なんだよこれは… 死んだ兄の遺品を整理するために棚を開けたら、少し奥の方からきれいにラップに包まれたぼた餅が出てきた。 朝っぱらからこんなよく分からないものを見つけたもんだから、気が気じゃない。 そして、その隣にはメモ書きが一言…

アイスクリームシンドローム

ーーーーーーーー 関係は至ってフラットだ 何でも話せるくらいかな 付き合いは長いが何も変わらないよな せっかく用意したムードも 茶化されて終わってしまうんだよ 打ち上げられないまま 格好もつかないまま ーーーーーーーー スキマスイッチの個人的な三大…