相棒の苦しみ

 

 

昨年末、とても悲しい出来事があったからここに書き記しておこうと思う。

 

高校に入学すると同時にずっとそばにいてくれた相棒が、年末にかなり危ない状態になってしまった。今はだいぶ回復したんだが、それでももってあと2年だろうと言われた。

 

改めて彼をちゃんと見ると空気が抜けているかのように元気がなく、外見も傷だらけだった。

 

そりゃそうだよな、雨の日も風の日も、俺の無茶に付き合って一緒に走り抜けてくれたんだから。たまにはブレーキが効かなくなる時だってあったが、2人でなんとかここまで乗り切ってきた。

 

 

 

でも、それもついに彼の中で限界が来たんだと思う。

 

 

 

 

 

高校入学と同時に買った自転車がパンクしたのだ。

 

 

 

なんとか修理が済んで走れるようになったが、タイヤは歪んでいるし錆びも多くあるし、まぁもってあと2年だろう。

 

 

どうか、大学を卒業するまでは耐えて欲しいな。

 

 

頼むぜ、相棒。