創始創愛

 

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僕は人間  忌み嫌った者も人間

でも僕が愛した君もまた人間

 

僕が愛した君が愛した僕を愛してみるよ

それが君が君を愛する理由になるなら

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どういう思考になったらこんな歌詞が書けるのですかね。

また、2番の歌詞が素晴らしい。

 

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幸せや歓びが地球ごと包むには

神様もキャパ的にキツイらしく俯いた

君や僕や顔も知らぬ兄弟の苦しさ

知ってか知らずか回るこの星の美しさ

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今までの世の中をずっと見守ってきた神様でさえ争いをなくすことは出来なかった。それでも止まる事なく進む時間は人間たちのことなんて気にしないで静かに動き続ける。その姿はむしろ美しさを覚えるほどである。なんて無情な世の中なのだろうか。しかし、次にはこう続く。

 

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それでも何億年分の何十年

天文学的確率で君と重なる数年

そんなものを貸し付けてくれたあたり

痛い辛い思いですら利子としては安上がり

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神様でさえ、痛い辛い思いを消すことはできなかった。でも、そんな中でもほぼ0の確率の中で君に出会うことができた。こんなに大きくて大切なものを与えてくれるのならば、痛い辛い思いなんてのは安くてちっぽけすぎる。

 

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何が恩返しかも分からないが

いつか全部返済してここからバイバイする

その時まで愛していたい

君や僕が生きた時代

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君と出会えたというあまりにも大きな借金をしてしまった僕は、痛い、辛いという利子と向き合いながらそれを返済しなくてはいけない。痛い、辛い思いは耐えれば返せるが、君と出会えたという借金はどう返したらいいのだろうか。それは、君を愛し、君や僕が生きた時代を愛することしかないのかもしれない。

 

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僕が愛した君が愛した僕を愛してみるよ

それが君が君を愛する理由になるなら

壮大なテーマの世界平和を君と僕で始めよう

そんな物語の最初の1人になってよ

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何度でも愛そう君の目に映る世界ごと

何度でも愛そう君と生きた僕から始めよう

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幸せや歓びに満ちた世界を作れなかった神様は、その代わりに愛を創ったのかもしれないですね。そして、そこから戦争や争い、もっと小さくは喧嘩やいじめ、憎みや妬みなどもなくなることを願っているのかもしれない。

 

だから、私は出会った1人1人を愛していこうと思うし、愛される人でありたい。

 

この人の曲にはいつも何かを考えさせられる。

 

 

[歌詞]

SKY-HI/創始創愛